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月別: 2016年8月

貧血の種類、⑦悪性貧血

貧血の種類、⑦悪性貧血

みなさん、こんにちは!
目白・池袋の整体サロン lively bodyのあざみです(*^^*)

 

前回の内容は、溶血性貧血についてご紹介致しました。

 

 

今回は、悪性貧血についてです。

 

 

※ 悪性貧血の原因 ※

 

悪性貧血は、ビタミンB12・葉酸が不足することにより、赤血球がうまくつくれなくなってしまいます。
そして骨髄中には赤血球になれなかった前段階の赤芽球(巨赤芽球)がたくさん溜まってしまうため、巨赤芽球性貧血とも言われています。

食事で摂取したビタミンB12は胃粘膜から分泌された内因子と結合し、回腸末端で吸収されるのですが、自己免疫的機序などにより萎縮性胃炎を起こすと内因子の分泌が低下してしまい、ビタミンB12・葉酸の吸収が不良となって起こってしまうのです。

 

 

※ 悪性貧血の症状 ※

 

赤血球の不足によって全身が酸欠状態になることから、鉄欠乏性貧血など一般的な貧血症状と同じです。
頭痛・耳鳴り・立ちくらみ・めまい・疲れやすい・動悸・息切れ・顔色が悪い・食欲がないなど。

ビタミンB12は、赤芽球生成・上皮細胞・胃粘膜・神経細胞の成長にも関係しているので、白髪の増加・手足のしびれ・舌の痛み(舌炎)・萎縮性胃炎・知覚障害・精神症状がみられることも。

 

 

* 悪性貧血の対策 *

 

まずは血液検査などで、ビタミンB12欠乏か葉酸欠乏かを調べます。

昔は原因が不明で治療法がなかったので、死に至る病気として恐れられていた貧血でしたが、今ではビタミンB12の注射で治すことができます。

ですが、胃に存在するビタミンB12の吸収を助ける内因子がなければ吸収はされないため、内因子が欠乏している場合にはビタミンB12の錠剤を投与しても効果はないので、吸収に内因子を必要としない筋肉注射を行います。

 

 

次回は、二次性貧血についてのお話です。

 

 

 

あざみ

貧血の種類、⑥溶血性貧血

貧血の種類、⑥溶血性貧血

みなさん、こんにちは*°
目白・池袋の整体サロン lively bodyのあざみです(*^^*)

 

前回の内容は、再生不良性貧血についてのお話でしたね。

 

 

今回は、溶血性貧血についてです。

 

体内の赤血球は大体120日前後と言われているのですが、その寿命が10〜20日など短くなって起きてしまう貧血ですが、日本ではそうそう多くないといえます。

 

 

※ 溶血性貧血の原因 ※

赤血球が減少すると、体内ではそれを補おうとして赤血球を作り出そうとします。
軽度の場合は溶血を補えますが、重度になると赤血球を作り出すことを補え ず、貧血になってしまうのです。

 

原因は先天性と後天性によるものに分けられ、
先天性では「遺伝性球状赤血球症」
後天性では「自己免疫性溶血性貧血」
が多いと言われています。

「自己免疫性溶血性貧血」は溶血性貧血の過半数を占めているといわれており、体内で自分の赤血球に対して自ら抗体を造って攻撃をし、赤血球を壊していくものです。
ウイルス感染や薬による影響といわれていますが、その原因のほとんどは明らかになっていないと言われています。

 

 

※ 溶血性貧血の症状 ※

頭痛・めまい・動悸・息切れ・だるさ・疲労感など。

 

その他には尿の色が濃かったり、赤っぽい白目や手足の皮膚が黄色くなるなどの黄疸が見られることも。
この黄疸は、赤血球が壊れて流れ出たヘモグロビン(鉄を含むヘム、たんぱく質のグロビンからなる複合たんぱく質。)が体内で処理されるときに発生するビリルビンという黄色い色素が増えることが原因です。

わずかなビリルビンの量なら大きな影響はありませんが、赤血球の破壊が慢性化することにより、ビリルビンが胆嚢に溜まって、結石ができやすくなります
また、膠原病やリンパ腫などを合併することも。

溶血が激しい場合には、発熱・腰痛なども。

 

 

* 溶血性貧血の対策 *

症状が軽い場合には治療の必要がなく、自然治癒する場合もあります。

 

治療が必要な場合は、副腎皮質ステロイドホルモン薬が効果的とされています!
多くの場合は副腎皮質ステロイド投与で溶血が治まり貧血も改善されますが、ステロイドが効かない場合は、脾臓摘出手術を行うことがあります。

 

 

 

次回は、悪性貧血についてのお話です。

 

 

 

あざみ

貧血の種類、⑤再生不良性貧血

貧血の種類、⑤再生不良性貧血

みなさん、こんにちは!
目白・池袋の整体サロン lively bodyのあざみです(*^^*)

 

前回の内容は、ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血についてご紹介致しました。

 

 

今回は、再生不良性貧血についてです。

 

再生不良性貧血は、他の貧血とは違い最も治りにくい貧血と言われています。

再生不良性貧血は厚生労働省が1972年に、特定指定(難病)に指定した貧血です。

 

 

※ 再生不良性貧血の原因 ※

血液中の白血球・赤血球・血小板の全ての血球が減少してしまうことから発症してしまう貧血です。

 

 

※ 再生不良性貧血の症状 ※

自覚症状としては、他の貧血とは少し違うようです。

 

白血球が減少している場合

細菌に対する免疫力が低下し、感染病にかかりやすくなったり、発熱が続きやすくなることも。

 

赤血球が減少している場合

頭痛・顔面蒼白・めまい・立ちくらみ・動悸・息切れなど。

 

血小板が減少している場合

鼻血・歯茎・性器・消化管など。

 

ゆるやかに進行していく貧血なので、症状を自覚するようになった時はかなり進行している場合があるので注意です!

 

 

* 再生不良性貧血の対策 *

治療には入院が必要となってくるほど、そのまま放置してしまうと命に関わるレベルです。

血液検査・骨髄穿刺で診断し、重症度をチェックします。

 

軽度の場合

治療が不要な場合もあります。
または、タンパク同化ホルモン(男性ホルモン)を投与します。腎臓に作用させ、造血因子であるエリスロポエチン分泌させることにより貧血の症状を改善します。

 

中等症の場合

血液や血小板輸血することも。急性の場合には、輸血が必要です。
または、タンパク同化ホルモンや免疫抑制療法を行います。

 

重度の場合

骨髄移植手術をします。この手術では、幹細胞をドナーのものと取り替えるものです。同胞ドナー(兄弟姉妹の提供者)がいる場合に最もうまくいくと言われています。

 

 

次回は、溶血性貧血についてのお話です。

 

 

 

あざみ

貧血の種類、④ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血

貧血の種類、④ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血


みなさん、こんにちは*°
目白・池袋の整体サロン lively bodyのあざみです(*^^*)

 

前回の内容は、続発性貧血についてのお話でしたね。

 

 

今回は、ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血についてです。

 

 

※ ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血の原因 ※

 

ビタミンB12や葉酸がちゃんと食事から摂取できておらず不足・欠乏してしまうこと、消化管から十分吸収されないことが原因です。

これらが不足すると細胞分裂がうまくいかなくなり、骨髄中の赤芽球(赤血球が出来る前の未熟な細胞)が大きくなり、血液中に出てくる赤血球も大きくなってしまう巨赤芽救性貧血も引き起こします。

 

 

※ ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血の症状 ※

 

自覚症状として、
息切れ・顔面蒼白・脱力感など。

または神経過敏になることも。

 

 

* ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血の対策 *

 

ビタミンB12が欠乏している場合

女性に多いかもしれませんが、ベジタリアンの方はビタミンB12が不足しがちです。
ビタミンB12は動物性食品に多く含まれているため、牛乳・チーズ・豚肉・鶏肉・レバー・魚介類などを摂取するとよいです!

 

葉酸が欠乏している場合

葉物系の野菜や果物・豆類などを摂取するとよいです!
その他には、葉酸入りのキャンディー・タブレット・サプリなどもあり手軽に摂取できるものもあります♪

 

 

次回は、再生不良性貧血についてのお話です。

 

 

 

あざみ

貧血の種類、③続発性貧血

貧血の種類、③続発性貧血

みなさん、こんにちは!
目白・池袋の整体サロン lively bodyのあざみです(*^^*)

 

前回の内容は、失血性貧血についてご紹介致しました。

 

 

今回は、続発性貧血についてです。

 

貧血は、

血液を作り出す機能自体に原因がある一次性貧血(原発性貧血)

他の病気が原因で起きる二次性貧血(続発性貧血)
があります。

 

 

※ 続発性貧血の原因と症状 ※

 

自覚症状として、

めまい・立ちくらみ・動悸・息切れ・出血しやすい・顔色が悪く青白いなどと言われており、体内組織の酸素不足によるものだそうです。

 

原因となる病気としては、

結核・白血病・癌・子宮筋腫・悪性腫瘍・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・腎炎・腎不全・肝硬変・痔核・関節リウマチ・甲状腺機能低下症など。

 

 

* 続発性貧血の対策 *

 

上記の原因となっている病気を治療することが最優先になります!

鉄欠乏性貧血もある場合には鉄剤による治療

腎不全による貧血にはエリスロポエチン(赤血球を作り出す手助けとなるホルモン)による治療

内分泌が原因の場合には不足しているホルモンを補充する治療を行うそうです。

 

 

 

次回は、ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血についてのお話です。

 

 

 

あざみ