貧血の種類、⑥溶血性貧血
みなさん、こんにちは*°
目白・池袋の整体サロン lively bodyのあざみです(*^^*)
前回の内容は、再生不良性貧血についてのお話でしたね。
今回は、溶血性貧血についてです。
体内の赤血球は大体120日前後と言われているのですが、その寿命が10〜20日など短くなって起きてしまう貧血ですが、日本ではそうそう多くないといえます。
※ 溶血性貧血の原因 ※
赤血球が減少すると、体内ではそれを補おうとして赤血球を作り出そうとします。
軽度の場合は溶血を補えますが、重度になると赤血球を作り出すことを補え ず、貧血になってしまうのです。
原因は先天性と後天性によるものに分けられ、
先天性では「遺伝性球状赤血球症」
後天性では「自己免疫性溶血性貧血」
が多いと言われています。
「自己免疫性溶血性貧血」は溶血性貧血の過半数を占めているといわれており、体内で自分の赤血球に対して自ら抗体を造って攻撃をし、赤血球を壊していくものです。
ウイルス感染や薬による影響といわれていますが、その原因のほとんどは明らかになっていないと言われています。
※ 溶血性貧血の症状 ※
頭痛・めまい・動悸・息切れ・だるさ・疲労感など。
その他には尿の色が濃かったり、赤っぽい・白目や手足の皮膚が黄色くなるなどの黄疸が見られることも。
この黄疸は、赤血球が壊れて流れ出たヘモグロビン(鉄を含むヘム、たんぱく質のグロビンからなる複合たんぱく質。)が体内で処理されるときに発生するビリルビンという黄色い色素が増えることが原因です。
わずかなビリルビンの量なら大きな影響はありませんが、赤血球の破壊が慢性化することにより、ビリルビンが胆嚢に溜まって、結石ができやすくなります。
また、膠原病やリンパ腫などを合併することも。
溶血が激しい場合には、発熱・腰痛なども。
* 溶血性貧血の対策 *
症状が軽い場合には治療の必要がなく、自然治癒する場合もあります。
治療が必要な場合は、副腎皮質ステロイドホルモン薬が効果的とされています!
多くの場合は副腎皮質ステロイド投与で溶血が治まり貧血も改善されますが、ステロイドが効かない場合は、脾臓摘出手術を行うことがあります。
次回は、悪性貧血についてのお話です。
あざみ