貧血の種類、⑤再生不良性貧血

貧血の種類、⑤再生不良性貧血

みなさん、こんにちは!
目白・池袋の整体サロン lively bodyのあざみです(*^^*)

 

前回の内容は、ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血についてご紹介致しました。

 

 

今回は、再生不良性貧血についてです。

 

再生不良性貧血は、他の貧血とは違い最も治りにくい貧血と言われています。

再生不良性貧血は厚生労働省が1972年に、特定指定(難病)に指定した貧血です。

 

 

※ 再生不良性貧血の原因 ※

血液中の白血球・赤血球・血小板の全ての血球が減少してしまうことから発症してしまう貧血です。

 

 

※ 再生不良性貧血の症状 ※

自覚症状としては、他の貧血とは少し違うようです。

 

白血球が減少している場合

細菌に対する免疫力が低下し、感染病にかかりやすくなったり、発熱が続きやすくなることも。

 

赤血球が減少している場合

頭痛・顔面蒼白・めまい・立ちくらみ・動悸・息切れなど。

 

血小板が減少している場合

鼻血・歯茎・性器・消化管など。

 

ゆるやかに進行していく貧血なので、症状を自覚するようになった時はかなり進行している場合があるので注意です!

 

 

* 再生不良性貧血の対策 *

治療には入院が必要となってくるほど、そのまま放置してしまうと命に関わるレベルです。

血液検査・骨髄穿刺で診断し、重症度をチェックします。

 

軽度の場合

治療が不要な場合もあります。
または、タンパク同化ホルモン(男性ホルモン)を投与します。腎臓に作用させ、造血因子であるエリスロポエチン分泌させることにより貧血の症状を改善します。

 

中等症の場合

血液や血小板輸血することも。急性の場合には、輸血が必要です。
または、タンパク同化ホルモンや免疫抑制療法を行います。

 

重度の場合

骨髄移植手術をします。この手術では、幹細胞をドナーのものと取り替えるものです。同胞ドナー(兄弟姉妹の提供者)がいる場合に最もうまくいくと言われています。

 

 

次回は、溶血性貧血についてのお話です。

 

 

 

あざみ