
カフェインとの上手なつき合い方
前回のブログで「カフェインは冷えに影響することがある」というお話をさせていただきましたが、実はカフェインには良い効果もたくさんあります。
今回は、カフェインのメリット・摂りすぎたときのサイン・含有量について、まとめてご紹介します。
■ カフェインがもたらす良い効果
● 眠気覚まし・集中力アップ
カフェインは脳をシャキッとさせてくれる働きがあります。
ただし、体に5~7時間は残るため、睡眠の妨げにならないよう摂る時間帯には注意が必要です。
● 代謝アップ
一時的に代謝を上げる作用があり、運動前に少量摂ることで脂肪燃焼がしやすくなると言われています。
● 頭痛の軽減
頭痛の原因には「血管が拡張して神経を刺激する」ことがあります。
カフェインは血管を収縮させる作用を持つため、つらい頭痛を軽くしてくれることも。
市販の頭痛薬にカフェインが使われているのも、この性質があるためです。
「摂り方」を工夫すれば、カフェインは私たちの心強い味方になってくれます。
■ カフェインを摂りすぎるとどうなるの?
身近で便利なカフェインですが、過剰になると体がびっくりしてしまうことも。
やさしくまとめると、こんな不調が出ることがあります。
◆ めまい
神経が刺激されすぎることで、ふらつきが出ることがあります。
◆ 心臓がドキドキする
交感神経が活発になり、心拍数が上がって落ち着かない感じに。
◆ 気持ちが興奮ぎみになる
リラックスに関係するアデノシンの働きが妨げられ、ソワソワしたり落ち着きにくくなります。
◆ 不安感が出やすくなる
刺激が強すぎることでストレスホルモンが増え、理由のない不安が出ることも。
◆ 眠りにくくなる
脳が興奮したままになり、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなる原因になります。
◆ お腹の不調
胃腸を刺激してしまい、下痢やムカつきにつながることもあります。
◆ 妊娠中の方は特に注意を
高濃度のカフェインは赤ちゃんの発育に関わる可能性があるため、控えめに。
カフェインは適量なら良い効果をもたらしますが、過剰になると体は敏感に反応します。
■ どんな飲み物にどれくらい入っている?
100mlあたりのカフェイン量は、おおよそ以下の通りです。
・エナジードリンク……32〜300mg(製品により大きく差あり)
・コーヒー………………約60mg
・玉露……………………約160mg
・煎茶……………………約20mg
・ほうじ茶………………約20mg
・玄米茶…………………約10mg
・紅茶……………………約30mg
玉露がコーヒーより多いのは意外ですよね。
また、煎茶と玉露のように原材料が同じでも、栽培方法や製造工程の違いでカフェイン量が大きく変わります。
一般的な成人男性の1日の目安は約400mg(マグカップのコーヒー約3杯分)。
ただし、カフェインの感じ方には個人差が大きいので、自分の体調と相談しながら摂取することが大切です。
■ こんなサインはありませんか?
・寝つきが悪い
・なんとなく不安が続く
・体が緊張しやすい
・疲れが取れない
こうした不調は、カフェインを少し減らすだけで楽になることがあります。
身近なものだからこそ、体は小さな変化にも敏感に反応します。
■ 当店からのメッセージ
当店 整体サロン lively body では、
お客様一人ひとりの体調に合わせたケアや、自律神経を整える方法なども丁寧にお伝えしています。
「最近なんとなく調子が悪いな…」
そんな時は、どうぞ気軽にご相談くださいね。
あなたの毎日が少しでも心地よく過ごせますように。






