
世界に誇る、秩父のお祭り!!
祭りと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「夏祭り」かもしれません。
しかし、私が住む秩父では、そのイメージとは真逆の、12月の厳しい寒さの中で行われる「秩父夜祭」という大規模なお祭りがあります。
しかもこの夜祭、ユネスコの無形文化遺産にも登録されていて、世界中から注目されている伝統行事なんです。
私は9年前に秩父へ引っ越してきましたが、今年の12月3日、念願の夜祭を初めて見ることができました。
夜祭は収穫への感謝を伝えるお祭りであると同時に、秩父の象徴でもある武甲山の神様(男神)と、秩父神社の神様(女神)が年に一度だけ会うことを祝うお祭りでもあります。
こう聞くと、七夕の織姫と彦星のようなロマンチックなものを想像しそうですが……実は少し事情が違います。
武甲山の神様にはちゃんと正妻の女神様がいて、年に一度その奥様の許しを得て、秩父神社の女神様に会いに行くという・・・簡単に言うと「なかなか複雑な関係」なんです。
私も初めて知ったときは驚きましたが、そんなエピソードも含めて、とても興味深いお祭りだなと感じました。
※上の写真が正妻のお諏訪様
当日はとにかく人の多さに圧倒され、普段は落ち着いた秩父の街が、まるで渋谷以上の賑わいになるほどの熱気に包まれていました。
池袋から西武線の特急を使えば約1時間20分でアクセスできる秩父。
まだ夜祭を見に行ったことがない方は、ぜひ来年、一度足を運んでみてください。
きっと忘れられないほどの魅力を感じられると思います。